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衛星トリフネを探しに

SF-MMORPG EVEonline の航宙日誌です。

本当は怖い輸送ミッション


うん、今日は輸送ミッションなんだ。

やることはとても簡単。エージェントからアイテムを受け取って、別のステーションに運ぶだけ。
実入りは少ないけど、手軽にできて回数を回せるのが魅力。ISKよりも、もっぱらスタンディング上げのために回されることの多いミッションです。


…で、ええと、何を運ぶんでしたっけ。

え?ゴミ出し?ヘ( ゚Д゚)ノ









ゴミ出し

正直な話、今のこの時代、我々が実際にカプセラに費やす時間の多さに驚いているよ。
君の搭乗員が費やした時間や努力は言うまでもない。カーゴホールドに廃棄物を積んで惑星間を移動するように頼むのは何とも惨めなものだ。廃棄物特にこのタイプのものは場所を取り、穴のないコンテナの中に保存しなくてはならず、はっきり言ってすさまじい臭いを放つようになる。

それでも、仕方あるまい。このカーゴを惑星のどこかで破壊することもできただろう。
しかし、船荷の数がいくつあろうが喜んで受け入れてくれる人々がいる。彼らはステーションの顧客がその週に出したゴミが何であれまったく気にしない。ところが一旦あそこへ送ったものを返品して欲しいと言おうものなら、彼らは口角に泡を飛ばして癇癪を起こすだろう。
下手をすれば弁護士を雇いかねない。空き容量がないわけじゃない。

手助けできるほど、君が大きくないってことだ。君に頼みたいのは、この臭くて半分液状化した廃棄物を他のステーションまで運んでもらうことだ。そこに行けば、延々と愚痴を言ったり、吐き気の出るようなモラルをふりかざすことなく、彼らが後始末をしてくれる。誓ってもいい。
PR部門がコロニーの難民の受け入れを我々に辞めさせてくれたら、こんな問題は起きなかったろう。

今最後に言ったセリフは忘れてくれ。



…お、おう?(^ω^;)

なんだかよく分からないが、ステーションの中の人も大変なんだなー(棒

とりあえず受諾……っと。









君の搭乗員が廃棄物の中で何か動いたと言っても、信じてはいけない。




えっ……?_(⌒(_'ω' )_

動い…た……?

ゴミだよね…?
動くの…?

ゴミなんだよね…?





えっと…、その……、運んでいいんですよね…?






―――数ジャンプ後…





はい、運んできましたー。

あっ、ハイ、こちらのカーゴになります。どうz―――






ありがとう。さあ、我々の手元から問題は去った。
えっと、つまり廃棄物のことだよ...我々の手元からゴミがなくなるんだ。



………。
………。
………。


ねぇっ!!何なの!?何を運ばせたの!?:(;゙゚'ω゚'):
あれ本当にゴミだったの!??動いてたんだよ!!?中身なんだったの!?ねぇってば!!








―――"ゴミ"はリサイクルのため、再処理施設へと送られた。
そして、私の手元には、幾許かのISKと、LPと、スタンディングが与えられた。


運び出したゴミとは一体何だったのか。
何故、ゴミが動いていたのか。
今となっては、誰も知る術は無い。





……そういえば、あるカプセラがこんな事を言っていた。






「此処はニューエデン、死体も大事な資源になるんですよ」


そうだ…、我々のようなクローン体の原料は…バイオマス……。
そして……確か……バイオマスの原料となるのは…………


………。
………。
………。



いや、これ以上考えるのはやめよう…。


あれは、ゴミだったんだ。
私はただ、ゴミ出しをしただけなんだ。

うん、そうに違いない。



そういう事にしよう……。



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