PVP 2014/05/18 とある義勇兵の手記 ―――そう、あれはいつものように、LowSecを飛び回っている時だった。『国家間戦争』カルダリ軍の義勇兵である私は国家間戦争の尖兵となり、国境沿いの紛争宙域に侵入し、アウトポストを占領する。戦争に貢献すれば軍からの報酬が出る。市場に出回ってない海軍仕様の船だって手に入る。一部ではこういった連中をFW農民だとか言ってる連中も居るが……まぁ、そこまで戦闘を嫌うわけではない。倒せそうな輩は襲って倒せばいいし、勝てそうにない輩と出くわしたら逃げればいい。辺境の過疎システムなので、どこかのコーポが毎日フリートで押し寄せてくるということも無かった。スカウトを用意する必要も無いし、ローカルチャンネルと指向性スキャンさえ注視していれば、大抵の危険は回避できた。退屈で、楽な仕事だった。……そう、奴と出会うまでは。 -------------------これが普段良く使っているFitだ。 LongRange Kiter "Condor"安上がりだからLossした時のお財布ダメージが少ないのが特徴だ。DPSも乏しく、シールドも心許ない。だが、チープな機体性能を……戦術でカバーするのが醍醐味ってもんだ。一応、DDまでなら仕留めた事がある。敵から褒められたこともあったぜ?「いい腕だ。カイトは距離を調節するのが難しいからな。俺には出来そうにない」(意訳)まぁ、距離を詰められたら瞬殺されるが…。T2船と出会ったら?逃げろ!------------------そんなことで馴染みの機体と共に、今日も獲物かLPを漁りにLowSecに繰り出すのだ。スターゲート起動。ジャンプ……完了。アウトポストのシグナルを確認。アライン……ワープ開始。指向性スキャンを開始。スキャン結果……マーリン。獲物を発見。Clokerか?いや、まだ分からない。ワープ完了。アクセラレーションゲートを起動。アウトポスト宙域へ侵入。OV確認……敵性を確認。ロックオン開始。MWD起動。ワープ妨害機用意。いけるか?敵は逃げようともしない、近づいてもこない。クロークする気配も無い。……まぁこの状況でクロークするような奴だったら只のNOOBだが。ロック完了。攻撃開始。射程外から一方的に放たれたミサイルが、次々と敵マーリンに着弾する。1Volleyでの敵シールド減少量は…約1~2割。シールドエクステンダー付きか?だが、敵は離れることも、近づくことも、攻撃することも出来ない。元々高速機であるCondorがMWDを炊きながらカイトをしているのだ、そう簡単に逃げられはしない。「怯えろぉ!竦めぇ!モビルスーツの性能を活かせぬまま、死んで行けぇッ!」CV.市川治……の、はずだったんだが。敵は遥か彼方へワープしていった。……チッ、スタビ付きか。----------スタビ艦を葬るためのお仕置きFit 由緒正しきDualScramだ!船を乗り換えて先ほどのシステムへ向かう。ローカルチャンネルには……居た。さっきの奴だ。アクセラレーションゲートを起動。アウトポスト宙域へ侵入。OV確認……ロック開始。奴は動こうともしない。攻撃されたら逃げればいいと思っているのだろうが、残念だったな。ロック完了。攻撃開始。DualScramでワープを完全に妨害。至近距離からブラスターの一斉射撃をお見舞いする。ん、シールドの減りが悪いぞ…。瞬殺と思いきや、予想以上に敵シールドが減らない。やはりシールドエクステンダーを装備しているのか?そう思ったとき、敵機からの反撃が開始された。やはり来たか。まぁそうなるだろうな。…ん?撃ち負けている!?敵機のシールド減少量と、自機のシールド減少量が明らかに違う!同じ機体で勝負してこれほどまでに違うのか!?…まずい!最寄の惑星に……ワープ!Scramをかけられていなかったのが唯一の救いだった。舐められているだけかもしれないが。dammit!!----------それから、何度かFitや機体を変えて挑んだが、奴を倒す事はできなかった。奴がScramをかけてきていたら、私はあと5回は撃墜されていただろう。----------状況から推測した、奴のFittingを再現した。 ライトミサイルの1Volleyで減少したシールド量が、約1~2割程度であること。同じ機体で撃ち負けていることから、中型以上のシールドエクステンダーを装備していると推測。スクラムから逃げおおせたことから、WCSを装備しているはず。至近距離で致命的なDPSを出していることから、ブラスター装備であるはず。(T2かも知れない)クロークはしてこなかった。敵の射程外から攻撃しようとすれば逃げられる。接近してDualScramをかければ強烈なブラスター攻撃。敵機のシールド量は多いので、どうしても撃ち負けてしまう。私はぼっちソロだ。仲間を呼ぶことはできない。金もスキルも足らないので、T1船しか用意できない。さて、どうする。------------------数日間悩んで出した一つの解が…これだ。 トラッキング妨害を組み合わせた中距離戦スタイル。5000~7500m Orbitで敵ブラスターのギリギリ射程外からDualScramをかけ、攻撃する。よし、これならいけるかも知れない。やってみよう。すぐさま船を乗り換えて出港し―――おっとその前に保険もかけておいて―――LowSec目掛けて移動する。奴と再び合間見えるために。奴と再び戦う為に。今度こそ、奴を倒す為に。数日ぶりだが…心が躍るようだった。いざ、LowSecへ!スターゲート起動。ジャンプ……完了。アウトポストのシグナルを確認。アライン……ワープ開始。指向性スキャンを開始。スキャン結果……―――なしそう、奴はもう居なかった。隣のシステムにも。そのまた隣のシステムにも。奴はもう、何処にも居なかった。-----------------あの日以来、奴は姿を現したことは無かった。あの日以来、再び奴と出会える事は無かった。他のリージョンへ移動したのかも知れない。所属国家を変えたのかも知れない。そもそも義勇兵から引退したのかも知れない。この広い宇宙の何処に居るのか。分かるはずもない。名前すら覚えて居ない。会話すらしていないのだから。唯の一言も交わさず、ただ銃弾とミサイルを撃ち合っただけ。唯一覚えているのは、奴の機体と、戦闘機動だけ。そう。私はふと、悟ったのだ。私が、奴と再び戦える時は、来ないのだということを。---------------- あれから、数ヶ月が経った。戦果も増え、Kill数もそれなりになった。スキルも金も貯まり、カルダリ以外のFGも使いこなす事ができる。T2船に乗り換えることもできる。……まぁ、もう暫くは気軽にT1船に乗る事にするけど。私は今日もLowSecに繰り出している。いつもの船に乗って。いつものシステムへ行って。馴染みの機体と共に、あのアウトポストへ向かう。今日も獲物を見つけるために。LPを稼ぐために。―――奴と初めて出会った、あのアウトポストへ。-----------------メインキャラでPIして稼ぐ↓サブアカに資金提供↓FWキャラでSoloPVPをエンジョイ↓たのしい!✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌ PR